モダンエルフについて EX~対ヴァラクートとの特殊なパズルについて
皆さんお久しぶりです。今PPTQがモダンシーズンなので、またモダンエルフについてのちょっとした記事を書こうと思い、Twitterで実際にあった状況を簡略化してアンケートとして回答してもらいました。今回は回答数が200になったのでそれの答え合わせ、というかどういう考えの元どちらの選択肢を取るかを書いていきたいと思います。

さて、実際のアンケートの文面はこちらです。

こちらの場はブレンタンの炉の世話人、ラノエル2、寺院の庭3
相手が緑パクトから原始のタイタン
土地はヴァラ1、山3、踏み鳴らされる地1、森1
あなたは召喚の調べからX=3で月の大魔術師を出したい
出すタイミングは緑タイタンのCIP前?CIP後?

これだけだとちょっと実際の盤面がきっちりかけているわけではないので捕捉します。
サイド後で相手の先手4ターン目
ライフはお互い17点
こちらの土地は魂の洞窟、寺院の庭、光り葉の宮殿
ハンドは大ドルイド、群れのシャーマン、打つ予定のコード
相手のハンドは残り2枚
このターン相手は森をセットしています。
相手は2ターン目にヴァラクートをタップインして終了。
3ターン目は明日への探索待機あけから明日への探索素打ち、桜族の長老から土地を持ってきて終了。

これで全部ですかね。アンケート結果自体は概ね半々でした。
以降でこのマッチアップで考慮できることを全てあげていきたいと思います。

現在ヴァラクートは約束の刻が来たおかげで虹色の前兆を1枚か3枚取るようになりました。モダン環境のトップがデスシャドウやエルドラージトロンが増えたためアンガーと稲妻の数は減りましたが、代わりにオーメンで自由に色マナが出せるため仕組まれた爆薬を増やすようになりました。他の全除去として、1枚で月ごと対処できる全ては塵、自分のタイタンは死なずほとんどの生物を倒せる破滅の刻、Robotsの刻まれた勇者を処理できるコジレックの帰還が取られることもあります。

上記の状況では相手は基本的にヴァラクート誘発のために山を2枚持って来ます。ここで相手は2回の誘発でブレンタンの炉の世話人とエルフを焼くでしょう。17点のライフを削りきられることは難しいという考えのもとにです。のちに赤い全除去を引かれた時の事を考えて、CIP誘発後に月メイガスを置く場合、相手の場には森が1枚しかないことになるため次のターンでパクト死が期待できます。しかし相手が稲妻をもっていた場合月メイガスを処理されてその後100%勝てなくなります。インスタントタイミングで打てる除去としてコジレックリターンを上げましたがこちらの場合はどちらの選択肢を取っても負けなので考慮にはいれません。しかし2ターン目のアクションがヴァラクートのタップイン処理であり、エルフに稲妻を打ってこなかったことから稲妻を持っていないと考えるのは十分にありです。3ターン目のアクションで桜族の長老を出していることから3ターン目のドローが桜族の長老だったことも分かります。しかし4ターン目のドローで稲妻を引いている可能性があるので確実とは言えません。
CIP前に月メイガスを持ってくると相手は森を持ってきてパクト死を回避します。その後こちらはハンドの大ドルイドを出して追加のエルフさえ引ければ相手のタイタンとライフレースも可能です。相手の稲妻や元々持っていたアンガーは場にあるブレンタンの炉の世話人で1枚は回避出来るため、長い時間ロックが出来るでしょう。その間にこちらは大ドルイドを展開して2ターンの間に引くカードによってパクト死とダメージレースのどちらを取るかになります。相手としても大ドルイドを展開されるとエズーリからのオーバーランで一気に17点削られることも考慮すると次のターンもうかつにタイタンで殴れません。また自分の場合、デッキにエルフのチャンピオンを2枚取っているため大ドルイドを出した後にエルフのチャンピオンを引ければダメージレースにも勝てる計算になります。こちらを取った場合の別の負け方は全塵とオーメンから仕組まれた爆薬X=3でブレンタンの炉の世話人を掻い潜られますね。

まぁこんな感じでアンケートの正解はどちらとは言えないって言うのが私の考えです。こういう盤面は実際に起きるまで中々考えることまでしないので一例としてアンケート形式でTwitterに載せてみました。何となくヴァラクートを誘発させない方がいいだろうとCIP前を選んだり、パクト死まで気付いてCIP後を選んだりした人も、相手が取っているサイドカードやモダンエルフと言うデッキがどのぐらいのポテンシャルを持っているかを考慮して、常に理由を付けてアクションを選択してほしいです。ちなみに自分はCIP前を選んで稲妻は飛んできませんでしたがアンガー1枚を耐えてからエズーリオーバーランで勝つことが出来ました。結果的にどちらを選んでも勝てていた、ということになりますね。
だいたいのMTGはこんなものですし、そうでない時は負けて初めて気付くことが多いです。皆さんもよいMTG生活を。

今回はこれで終わりになります。
また何かあれば「モダンエルフについて」を更新したいと思います。
拙い文章でしたがここまで読んでいただきありがとうございます。
コメントやTwitterアカウントなどにて意見を募集しておりますので気軽に質問や訂正などを書いていただければと思います。

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